Shoichirou_Kato

作品、技術的な事を載せていきます。

2要素認証スマートロックを制作した話

経緯

 

学内コンペで作品制作をする機会があったので、何を作ろうか悩んだところ

IPAの資料で、こんな記載を見かけました。

 

IPA資料

引用:IPA情報セキュリティ10大脅威2021

 

内部不正が以外に多いんだなーと横目で見ていましたが、

あれ?これをテーマにしたら面白いかも?』なんて思ったのがきっかけです。

 

企画を考える際、内部不正→情報の持ち出し→損失等

キーワードが組み立てやすく、不正を防ぐにはアクセスコントロールが必要だろう、

じゃあ『スマートロック的なデバイスで管理だな』と、スイスイ決まっていきました。

 

実際に制作したのはコチラです。

 

作品

 

圧倒的な寸胴体型

スマートロックには見えません。

むしろ、ドゥルロックです。

 

箱裏に扉を開錠する機構がありますが、まず扉に引っ掛けられる形状じゃないため、

実用性に欠けています。

プロトタイプです、プロトタイプ。

 

作品2

 

簡易設計をそのまま反映した結果こうなりました。

改善案を3Dプリンターで設計したいなと考えています。

 

使用した技術・環境としては、非常に簡易的です。

PythonSqlite、RaspberryPiの3つだけ

それらを組み合わせて構築した機能がコチラ

 

2要素認証スマートロックの機能一覧

機能一覧

 

なりすまし防止、共連れ防止、アンチパスロックと挑戦してみました。

ICカードとカメラによる認証を行うため、利用時はこのような動作をします。

 

 

認証実行例

実行例

 

 

他にも、ラズパイを起動した際、自動でプログラムが立ち上がってほしい、

カードの読み取り状態が利用者に分かる様にしたい等、このような機能も付いてます。

 

オプション機能

 

また、正常認証・エラーどちらにも専用音声を入れているので、

ランプ以外でも読み取り状態がわかるようになっていますが、こちらは割愛。

 

制作後

 

コンペで発表した事で、さまざまな方から反響をいただいたり

受賞することが出来良い経験になりました。

 

実際に制作する事で、デバイス制御やらPythonやら

特に半田付けの知識が深まった気がしますが、企画/設計/プログラミング等

まだまだ足りない部分が多く、知識を深めていきたいと改めて思いました。

どなたかアドバイスください、切実に。

 

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