2要素認証スマートロックを制作した話
経緯
学内コンペで作品制作をする機会があったので、何を作ろうか悩んだところ
IPAの資料で、こんな記載を見かけました。
内部不正が以外に多いんだなーと横目で見ていましたが、
『あれ?これをテーマにしたら面白いかも?』なんて思ったのがきっかけです。
企画を考える際、内部不正→情報の持ち出し→損失等
キーワードが組み立てやすく、不正を防ぐにはアクセスコントロールが必要だろう、
じゃあ『スマートロック的なデバイスで管理だな』と、スイスイ決まっていきました。
実際に制作したのはコチラです。
圧倒的な寸胴体型
スマートロックには見えません。
むしろ、ドゥルロックです。
箱裏に扉を開錠する機構がありますが、まず扉に引っ掛けられる形状じゃないため、
実用性に欠けています。
プロトタイプです、プロトタイプ。
簡易設計をそのまま反映した結果こうなりました。
改善案を3Dプリンターで設計したいなと考えています。
使用した技術・環境としては、非常に簡易的です。
Python、Sqlite、RaspberryPiの3つだけ
それらを組み合わせて構築した機能がコチラ
なりすまし防止、共連れ防止、アンチパスロックと挑戦してみました。
ICカードとカメラによる認証を行うため、利用時はこのような動作をします。
他にも、ラズパイを起動した際、自動でプログラムが立ち上がってほしい、
カードの読み取り状態が利用者に分かる様にしたい等、このような機能も付いてます。
また、正常認証・エラーどちらにも専用音声を入れているので、
ランプ以外でも読み取り状態がわかるようになっていますが、こちらは割愛。
制作後
コンペで発表した事で、さまざまな方から反響をいただいたり
受賞することが出来良い経験になりました。
特に半田付けの知識が深まった気がしますが、企画/設計/プログラミング等
まだまだ足りない部分が多く、知識を深めていきたいと改めて思いました。
どなたかアドバイスください、切実に。